2021年10月22日 11:00
大下容子アナ番組で不適切演出…背景にテレ朝“子会社丸投げの悪癖”
(テレビ朝日局員)
番組に関わる局員が少ないと、いざ問題が起きたときに他の局員を不安にすることも……。
「ほとんど局員が絡まない番組ですから、どういう人がどんな企画に絡んでるかなんてわかりませんよ。不適切演出の問題も、局の発表があって初めて知りました。自分の会社なのに、何が起きているのかわからない。報道を担う会社であるはずなのに、なんとも情けない話です」(中堅局員)
テレビ朝日では2019年にも、夕方の報道・情報番組「スーパーJチャンネル」でスーパーの買い物客としてスタッフの知人を仕込む演出が発覚。テレビ朝日は謝罪する騒動があった。
「この“仕込み”に関わったディレクターも、テレビ朝日映像所属のスタッフでした。子会社は局員よりも少ない給与で、長時間労働も常態化した過酷な制作現場で働いています。
そうした状態で局から常に“視聴率を上げよう”とハッパをかけられていれば、いつか問題が起こるに決まっています。
この『Jチャン』や『ワイド!』の問題は、テレ朝の“子会社丸投げの悪癖”が生んだ構造的なものです。演出に関わったスタッフばかりを責めるだけでは、根本的な問題解決にはならないと思います」(制作会社関係者)
小手先の謝罪や再発防止策では、失った信頼を取り戻すことは難しそうだ――。
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