くらし情報『愛子さま「スーパープリンセス」の原点 中学1年生で書かれた傑作短編小説』

2021年12月17日 06:00

愛子さま「スーパープリンセス」の原点 中学1年生で書かれた傑作短編小説

と絶賛している。

さらに、立教大学教授で精神科医の香山リカさんもこう分析していた。

「この物語には真っ白なカモメが最初に出てきますが、白い鳥は清純で理想的なものへの憧れ。思春期の少女の自立心の表れです。(中略)また、傷ついた動物たちに喜んでもらうというのは、愛子さまが常に立場の弱い者、小さき者へお心を寄せているということ。自分の思いを伝えられない。主張できない人々の力になりたいと――」

絶賛された小説執筆から7年、「スーパープリンセス」へと成長された愛子さまの活躍からますます目が離せない。

■愛子さまが書かれた物語全文

私は看護師の愛子。
最近ようやくこの診療所にも患者さんが多く訪れるようになり、今日の診療も外が暗くなるまでかかった。先生も先に帰り、私は片付けと戸締りを任されて、一人で奥の待合室と手前の受付とを行き来していた。
午後八時頃だろうか。私は待合室のソファーでつい居眠りをしてしまった。翌朝眩しい太陽の光で目が覚め、私は飛び起きた。急いで片付けを済ませて家に帰ろうと扉をガラッと開けると、思わず落っこちそうになった。目の前には真っ青な海が果てしなく広がっていたのだ。
診療所は、一晩でどの位流されたのだろうか?いや、町が大きな海へと姿を変えてしまったのかもしれない。

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