2021年12月29日 06:00
【検証】高田純次『じゅん散歩』の挨拶ボケを統計!適当男のこだわりは?
「どうも、ブラッド・ピットです」
「アンジェリーナ・ジョリーという者なんですが」
大仰な人物の名を借りた自己紹介で笑いを取るのは、高田純次の定番ネタだ。いつからだろう、高田は初対面の人に会っても自分の名前を名乗ることはほとんどなくなった。
帯番組の『じゅん散歩』(テレビ朝日系)は、そんな高田のバリエーションに富んだ「挨拶ボケ」が見られる、貴重な番組である。初代の地井武男、二代目の加山雄三からバトンを受け継ぐ形で、2015年9月にスタート。『ちぃ散歩』は6年強にわたって続いたが、高田はその記録を今年ついに更新した。
いわゆる街ブラ番組だが、高田は施設の案内人や店主に対して実に適当に話しかける。「テレビ朝日の『じゅん散歩』で来ました、私、○○です」という挨拶が定型で、ある日は「中山美穂」、またある日は「島崎藤村」……といった具合だ。
高田純次といえば、適当。
2006年に出版した著書『適当論』のタイトルを思い起こすまでもなく、そんなイメージが染みついている。だが、適当なだけで番組は続くのか?一見、バカバカしくボケ続けているだけのようで、何らかの法則があるのではないか?
同番組の公式サイトを見ても、高田が自己紹介で何と名乗ったかまでは、当然ながらいちいちリストアップされていない。