2022年1月26日 11:00
愛子さまの和歌「センスと知性」に絶賛の声!陛下と共通するメッセージも
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《英国の学び舎に立つ時迎へ開かれそむる世界への窓》
1月18日に皇居・宮殿で開催された歌会始の儀。愛子さまは学業を優先されて出席なさらなかったが、初めてお歌を披露された。高校2年生の夏休みに、イギリスのサマースクールに参加されたときの情景を詠まれたのだ。
歌人の梅内美華子さんは「読む者の心にすっと届く和歌に感動を覚えました」と語る。
「イギリスの学校での日々がいよいよ始まるという期待感が、清冽な言葉の響きと調べをもってうたわれています。まだお若いのに和歌の形式をご自分のものにしていらっしゃいます。愛子さまは古典文学をご専攻と伺いましたが、『学び舎』『開かれそむる』という和語、古語が用いられていて、言葉選びに品のよさ、センスが表れています」
天皇陛下は、昨年に引き続き新型コロナの感染拡大の収束を願うお気持ちを詠まれた。
《世界との往き来難かる世はつづき窓開く日を偏に願ふ》
コロナ禍という、まさに現在進行形で世界の人々を苦しめる問題をテーマにされたお歌だが、梅内さんは、このお歌も伝統を踏まえたものだと語る。
「天皇は古来、国土安寧、民の幸福を願い歌に詠んできました。