2022年1月29日 06:00
雅子さま、愛子さま…皇族方が和歌で詠まれた思いを解説
前週の「講書始の儀」は欠席されたが、今回は無事出席された雅子さま(写真:時事通信)
新年恒例の宮中行事「歌会始の儀」が、1月18日に皇居・宮殿「松の間」で行われた。愛子さまは学業優先で出席は控えられたが、初めて和歌を寄せられた。今年のお題は「窓」。皇族方は、どんな情景を、思いを詠まれたのだろうか。本誌皇室担当・近重幸哉記者が解説ーー。
■雅子さま
《新しき住まひとなれる吹上の窓から望む大樹のみどり》
昨年9月に赤坂御用地から皇居の御所に引っ越しされた天皇ご一家。
「昨秋からお住まいの御所の窓からは、上皇ご夫妻が大切にされてきた木々が望まれます。雅子さまは御所や周辺の林が、上皇ご夫妻によって美しく維持されていることに感謝し、そのお気持ちを詠まれたと感じました」(近重記者・以下同)
■愛子さま
《英国の学び舎に立つ時迎へ開かれそむる世界への窓》
高校2年生の夏休み、ロンドン郊外のイートン校への短期留学のためイギリスへ。
愛子さまはイートン校敷地内の寮で3週間お過ごしに。帰国時の笑顔に、充実ぶりが表れていた。
「愛子さまは大学に通うことを控え、御所で勉学を中心とした生活をされています。