【ご成婚29周年】「一生全力でお守りします」天皇陛下が守り続けたプロポーズの誓い
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「このコはよく食べますね」「こちらにも葉を置いたほうが食べやすいかも……」
蚕たちが食べる桑の葉の置き方について相談される雅子さまと愛子さま。そしてお二人を、ほほ笑みながら見つめられる天皇陛下。天皇ご一家が、そんなかけがえのないひと時を過ごされたのは、6月1日午後のことだったという。
皇室担当記者が次のように語る。
「雅子さまが、皇居・紅葉山御養蚕所で取り組まれている養蚕の作業に、天皇陛下と愛子さまも参加されたのです。
実は前日の5月31日に雅子さまが、蚕に餌となる桑の葉を与える『ご給桑』という作業を行われる予定になっていました。ご養蚕は明治以降、歴代皇后が受け継いできたお仕事です。天皇陛下の稲作とともに、皇室においては神事に近いお務めであり、雅子さまもとても熱心でいらっしゃいます。
しかし雅子さまのご体調が思わしくなかったそうで、直前になっておとりやめに……。
雅子さまが、事前に参加が発表された行事を欠席されるのは、最近では大変珍しいことですので、私たちも驚き、また宮内庁職員たちも心配していました」
だが翌日の6月1日、体調が回復された雅子さまは、御養蚕所に赴かれたのだ。