2022年7月8日 06:00
南野陽子「施設でもガラス越しだった」初めて語った85歳父のコロナ禍介護と看取り
「ああ、間に合わなかったなあ。もうちょっと、早かったらなあ……という思いでした。まだコンサートが決まる前で、とうとう父に言えずじまいだったんです」
こう語るのは南野陽子(55)。
’85年にドラマ『時をかける少女』でデビューして以降、『スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説』(’85年)や映画『はいからさんが通る』(’87年)などで主演し、トップアイドルとして一世を風靡。近年もNHK大河ドラマ『西郷どん』、『半沢直樹』(TBS系・’20年)といった数々の話題作に出演している。
’85年には歌手デビューも果たし、『楽園のDoor』『吐息でネット』などでオリコンシングルチャート8作連続1位を記録。’16年には約25年ぶりとなるソロコンサートを行い、大きな話題を呼んでいた。
そんな南野には、ある大舞台が控えている。
自身初となるオーケストラとのコラボコンサート「南野陽子・初めてのフィルハーモニー大音楽会」を8月15日に東京オペラシティ、28日にロームシアター京都で開催するのだ。
6年ぶりのコンサートに向けて準備に励む南野だが、実はプライベートで大きな別れを経験していた。
5月末、最愛の父が85歳で亡くなっていたのだ。