2022年7月23日 06:00
矢沢あい 初の展覧会が大盛況!本誌に語っていた闘病と復帰意欲「どうか私に時間をください」
当時、矢沢さんはマンガを描き続けてきた半生をざっくばらんに話してくれた。
病院前で矢沢さんを目撃した後日、本誌は彼女に声をかけた。最初は戸惑いぎみだったものの、5年前の取材を思い出したのか、笑顔を見せてくれた。
記者が「お体の具合はいかがですか?」と問うと、矢沢さんは丁寧な口調でこう話してくれた。
「ファンの方が心配してくださっているんですか。でも、ごめんなさい。今はまだ、仕事再開の目途は正直、立っていない状況なんです。元気になったらきっとまた『NANA』を皆さんにお届けできるようになると思います」
前回の取材時に「睡眠時間は毎日2時間」と話していたことに触れると、矢沢さんは「今思えば、それがよくなかったんじゃないかなと思うんですけど……」と切り出し、こう続けた。
「前に一度、倒れて、再開し、無理してすぐにまた、倒れてしまったという苦い経験があるので。今回は絶対にその轍を踏まないように、ちゃんと治してから再開したいと思っています。倒れてから、まだ一度もペンは握っていません。ゆっくり、のんびりさせていただいています」
そして最後には、復帰への思いを次のように話してくれたのだった。