2022年11月12日 06:00
「死刑のハンコ」発言で辞任の葉梨前法相 岸田政権の支持率低迷中の失言に“党内でかばう人ゼロ”
しかし、今回の発言は生命を軽んじる重大性を帯びています。一報が駆け巡った時点で、『アウトだな』『これは進退に関わる』とこぼす党関係者は少なくありませんでした」
自ら辞表を提出した葉梨氏だが、“事実上の更迭”という声も上がっている。ある自民党関係者は葉梨氏に対して「話にならない」と断じ、こう続けた。
「党総務会長の遠藤利明さん(72)は、『みんなで岸田政権を支えようといっている時に、肝心の宏池会(岸田派)の中でそういう発言があるということは不愉快な思いです』とはっきり言っています。
実際、葉梨さんをかばう人は党内にもういません。現在、岸田政権の支持率は30%台に落ち込み、不支持が60%とも報じられています。そのため先日、経済再生担当相を辞任した山際大志郎さん(54)もそうですが、『支持率がグラついているときになんてことをしてくれたんだ!』という思いです」
また現在、寺田稔総務相(64)にも領収書の偽造を巡る政治資金の話が浮上している。
「『このままでは来年4月の統一地方選で惨敗する可能性が高いのでは……』と危機感が漂っています。
岸田総理にとって、何にしても“辞任ドミノ”は避けなくてはなりません。