2022年12月30日 15:50
なぜコロコロ主張が変わるのか?篠田麻里子の音声流出で考える「逆ギレ女性」の抱く思惑
問題が起きると二極化思考になり、なんとしても自分を守りたいと強い保身に走り、極端な言い分や態度に出てしまうのです。
また相手の主張を認め、自分の非を受け入れてしまうと自分は「負け」になります(本来負けという概念はないのですが)。このタイプの行動動機は「強すぎる自己保身」なので、負けを認めることは困難を極めます。
その結果として支離滅裂な主張を強めたり、自死をほのめかせたり、話し合いに応じないで逃避するといった行動を取ります。これらは全て、相手との勝負(話し合い)が無効になるような態度を取っていることに他なりません。
■被害者意識の強さが相手を「悪者」にする
先ほど“弱者の戦略”と言いましたが、こうした一貫性のない態度には「相手に罪悪感を抱かせる効果」があります。
泣き落としには「泣かせてしまった」という罪悪感を抱かせ、相手を加害者に仕立て上げる効果があります。また自死をほのめかす行動も、「自分が許さなかったから相手を死なせてしまう」という深い罪悪感を抱かせます。
筆者が過去に見てきた“弱者の戦略”的なコミュニケーションは、他にもいろいろあります。
たとえば話がまだ決着する前に「私が悪かったんでしょ!」