2023年2月6日 15:50
作者・原ゆたかさん明かす「『かいけつゾロリ』に最終回の構想があった」
最新刊は『かいけつゾロリきょうりゅうママをすくえ!』。なんと72巻目!
昨年、「1人の作者が物語とイラストを執筆した児童書シリーズの最多巻数」としてギネス世界記録に認定された「かいけつゾロリ」シリーズ(ポプラ社)。
読みだしたら止まらないドキドキの物語展開に加え、おやじギャグ、パロディや隠し絵などのワクワクさせる、“工夫”も人気のひとつ。そんなゾロリの秘密を著者の原ゆたかさん(69)に5つ教えてもらった。
■ゾロリは、ほかの作品の脇役キャラだった
ゾロリは、児童書「ほうれんそうマン」シリーズ(ポプラ社・みづしま志穂:作)の悪役の脇役キャラだった。「作者がお休みすることになって、ゾロリを主人公で本にしないかと話があり、僕が物語も書くように。もともと作家ではなく絵描きだったので、5巻も書けたらいいと思っていました」(原さん、以下同)
■ゾロリのモデルは水戸黄門と寅さん
イシシとノシシをお供に旅を続ける構想は『水戸黄門』(TBS系)にヒントを得たという。
うまくいかなくてもいつも明るいゾロリは「失敗も笑い飛ばして前進する『無責任男』シリーズの植木等さん(享年80)と、自分はふられても周りの人を幸せにする『男はつらいよ』の寅さんが原点です」。