2023年3月4日 06:00
前田吟(79)明かす年下歌手と電撃再婚の裏側「愛は綺麗事だけではない」
「デートでふかひれラーメンを食べたら、当たったのか私が車中で戻してしまって。そのとき吟さんは嫌な顔ひとつせずにさっとハンカチを出してくださった。3枚も持っていたのね。介抱の仕方が慣れているなって。それで『この人なら』と安心できたのもあるかな」
前田さんは15年にわたり前妻の介護をしてきた経験があり、介抱には「慣れっこ」なのだという。
「前妻だけでなく、若いころは養父の病室の床にシートを敷いて介護した経験もあるので、僕は下の世話も全然平気なんです」
年を重ねてからの恋の場合、事実婚という形もあるが、なぜわざわざ“結婚”をしたのか。
「このご時世だからスマホで写真を撮られたりすることもあるだろうし、子供たちも『変な噂になってはだめだよ』って。誰に見られても堂々としていたかったから同居する前に入籍の届け出をしたかったんです。
それに、愛というのは奇麗事だけでありません。夫婦間ではお金と健康の問題はいちばん大事なこと。僕が先に死んだなら彼女の老後のために保険金を受け取ってほしいし、彼女の生活の道筋をきちんとつけておきたかったんです」
昨年の成人の日から1年で恋が愛に。夫婦円満のコツは“いたわり合い”だそう。