2023年3月13日 11:00
引っ越しでかかるお金、交渉するなら「家賃」より「礼金」「フリーレント」
江口さんによれば、最初に目にした見積もりから、最終的に契約する段階とでは、初期費用に5万~10万円の差があるケースも存在するというから、気になる項目はきちんと確認するようにしたい。
転居先が決まり、いざ今住んでいる物件を出るときの費用についても注意点が。借りていた部屋の“原状回復”に関するトラブルは後を絶たない。
「クロスや床など、“経年劣化”の修繕は貸し主の負担です。借り主が費用を払う必要はありません。これは国土交通省のガイドラインにもきちんと明記されています。また、過失によってできてしまった破損については、火災保険が適用されるケースも。退去のタイミングまでに余裕をもって直しておくようにしましょう」
また、退去時は業者立ち会いのもと、物件の状態を確認する、というやり方をするケースも多いが、じつはそれは義務ではない。
「立ち会うと、傷などについて、何かと責任を借り主側に押し付けられてしまいがち。退去前に空にした部屋の状態を写真に残しておき、鍵は期日までに郵送で返却すればOKです」
次に引っ越しを検討するときは、コストカットできる項目がないかきちんと点検しよう。
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