くらし情報『マイナ保険証強行の罠「医療事故ひん発」に「10割負担」も!』

2023年6月15日 11:00

マイナ保険証強行の罠「医療事故ひん発」に「10割負担」も!

という不安の声が寄せられているのだ。

さらに、井上さんが問題だと感じたのは、負担割合の入力ミスだ。

「本来、2割負担の高齢の患者さんがいたのですが、マイナ保険証の情報では1割負担になっていました。病院側にとっては損失につながる事例です。反対に1割負担が2割負担と間違った情報が入力されれば、患者さんが多く医療費を支払うことになります」

入力情報の誤りは、医療事故にもつながる可能性があるというのは、住江さんだ。

「マイナ保険証には薬歴なども記載されますが、これだけ不具合があるシステムだと心配です。誤った情報を基に禁忌薬を処方されると、命や健康の安全が守られません」

マイナ保険証の情報の誤りが見つかれば、健康組合などで確認するが、

「返ってくる答えは『紙の保険証で確認してください』。24年に廃止したら、確認のしようがありません」(井上さん)
医療現場でのトラブルを未然に防ぐため、デジタル庁では、健康保険証情報が正しく登録されているのかを確認する方法を、WEB上で公開。
だが、社会保障に詳しい、関東学院大学経済学部教授の島澤諭さんが指摘する。

「マイナポータルの端末機を使って、ログインして確認することとなっていますが、スマホやパソコンなどデジタル機器に不慣れな高齢者や、介護を必要としている人などにはハードルが高いです。

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