’03年12月に体調を崩された雅子さまは適応障害と診断され、療養を続けられて15年目に入った。雅子さまにある決断が必要だと、宮内庁関係者は語る。
「ご体調については、皇太子さまや東宮医師団が繰り返し説明してきました。しかし、皇后となられる前には、雅子さま自らが国民に対して、ご自身の体調を語り、理解を求めることが必要です。雅子さま自身も、その機会をお求めになっているのです」
精神科医で立教大学教授の香山リカさんも、その選択は大きなプラスになると語る。
「雅子さまにとっても、すごく緊張されることだと思います。それでも、ご自身の状況を周りの人たちに説明することは、適応障害の方の多くが通る道です。美智子さまのようにはできなくても、体調が許す範囲で精一杯、国民のために祈り、お務めを果たしたい――。
雅子さまが一度、ご自身の口で語られることで、国民もその思いを受け止めることでしょう」
‘18年は、皇太子さまと雅子さまが結婚されてから25年を迎える年でもある。
「両陛下も銀婚式を迎えた‘84年、そろって記者会見に臨まれました。