2018年5月21日 16:00
作家・下重暁子が提言「“生涯現役”は50代の生き方が決める!」
最近、“現役バリバリ”で活躍している80歳以上の女性が目立ちます。「人生100年時代」ともいわれる今、年を重ねるほどに輝く秘訣は何なのか。そこで、世の女性たちに「生きる指針」を示し続けてきた作家・下重暁子さん(81)に、50代のうちにすべきことについて聞きました。
【“生涯現役”は50代の生き方で決まります】
私は子どものころ、体も弱く、母親から過保護に育てられました。「暁子命」の母が何事につけて世話をしようとするのが嫌で、中学生のときには、
「あなたの生き方は間違ってる!」
そう言って、母を糾弾したこともありました。その母が81歳で亡くなったのが私が51歳のとき。振り返ると、私の50代は、母の手のひらからようやく逃れられたのと同時に、自立して生きる覚悟ができた時期でもありました。
いまや、人生100年の時代。
そう考えると、50歳というのは、やっと半分。前の半生が土台作りの時代としたら、あとの半生は、思い描いていた自分の人生を花開かせるとき、といえます。