2023年7月1日 08:11
「妊婦は不快に思われるかもしれない」マタニティマークを隠して電車に乗ったときのこと。座っていた男性が……
妊娠中、満員電車で帰宅することに
第一子妊娠中のときのできごとです。
当時、専業主婦だった私は電車移動をすることがほとんどなく、車移動が基本。お腹が大きくなってからの妊婦健診も、夫が車で送り迎えをしてくれていました。
しかしその日は夫に急用ができ、病院からひとり電車で帰ることに。
さらに、時間がちょうど帰宅ラッシュの時間帯と重なり、駅は大混雑です。
私が乗る路線も、例にもれず帰宅中のサラリーマンやOLで満員状態でした。
お腹とマタニティマークを隠すようにして乗車
膨らんできたお腹で満員電車に乗るのは不安がありましたが、それ以上に私が気になっていたのは、ほかの乗客の反応でした。
というのも、以前ネットニュースで、「満員電車に妊婦が乗るならせめて優先席に行って欲しい」「目の前に妊婦さんが立たれると無言のプレッシャーをかけられているよう」といったコメントを目にしたことがあったのです。
妊婦の私が乗ることで不快に思う人がいるかもしれない……。
私は、かばんにつけた妊婦マークとお腹を隠すようにして電車に乗りこみました。
気づいてやさしく声をかけてくれた男性
車内は混雑していて、もちろん立って乗車していたのですが、10分ほど経った頃でしょうか。