くらし情報『『どうぶつ百景 江戸東京博物館コレクションより』4月27日から 錦絵、装飾品、郷土玩具などに登場する動物たちの多様な姿を紹介』

2024年4月24日 11:30

『どうぶつ百景 江戸東京博物館コレクションより』4月27日から 錦絵、装飾品、郷土玩具などに登場する動物たちの多様な姿を紹介

《鶉会之図屛風》江戸後期、東京都江戸東京博物館[5/26まで展示]


江戸幕府創設からおよそ420年。大都市として発展した江戸・東京の人々は、動物たちとどのように関わってきたのか。大規模改修工事のために長期休館中の江戸東京博物館のコレクションから、このテーマのもとに選りすぐった作品を紹介する展覧会が、4月27日(土)から6月23日(日)まで、東京駅構内の東京ステーションギャラリーで開催される。
同展は、2022年にパリ日本文化会館で好評を博した『いきもの:江戸東京 動物たちとの暮らし』展を拡充した凱旋帰国展。61万点に及ぶ収蔵品数を誇る江戸東京博物館のコレクションから、浮世絵、工芸品、染織など約240件の作品をテーマごとに展示し、江戸・東京の人々が動物をどのようにとらえ、表現していたのかを俯瞰する展覧会だ。
興味深いのは、海外からの帰国展らしく、展覧会構成に「外国人が見た日本人とどうぶつ」という視点が組み込まれていること。1877(明治10)年に米国の動物学者モースが来日した際に驚いたのは、日本人が動物の名に「さん」づけをして親しみを込めて呼び、人力車の車夫たちも道に居座る犬やネコを避けて走っていたことだったとか。
『どうぶつ百景 江戸東京博物館コレクションより』4月27日から 錦絵、装飾品、郷土玩具などに登場する動物たちの多様な姿を紹介

ジョルジュ・ビゴー『あさ』より《人力車に乗る日本の家族》1883(明治16)

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