2023年1月1日 12:00
2023年 話題の展覧会をピックアップ①【西洋美術編】
ロベール・ドローネー《パリ市》 1910-1912年ポンピドゥーセンター(1936年国家購入)
Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne - Centre de création industrielle
© Centre Pompidou, MNAM-CCI/Georges Meguerditchian/Dist. RMN-GP
『パリ ポンピドゥーセンターキュビスム展—美の革命ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ』(国立西洋美術館 10月3日〜2024年1月28日、京都市京セラ美術館2024年3月20日〜7月7日)は、フランスのポンピドゥーセンターが所蔵する名品を中心に、キュビスムがどのように展開し、どのような影響を与えたのかを紐解いていくもの。本格的なキュビスム展は、日本ではなんと約50年ぶり。ものの形を幾何学的にとらえ、多視点で組み合わせる表現手法で知られ、20世紀以降の美術を革命的に変えたキュビスム。生みの親であるピカソとブラックをはじめ、ドローネーやシャガールなど、主要作家およそ40名による約130点によって、この美術運動を丁寧に検証していく。