2022年11月7日 14:10
Perfume、4年ぶりの全国ツアー閉幕 プロのカメラマンによるオリジナルアフターパンフレット発売決定
演出に関わる全てがその一点に集約されていた。MCであ~ちゃんが「デジタルなことも人の手が作ってる。セットも人力で動かしてる。温度のある有機的な“PLASMA”の世界を想像した」と語っていたが、まさにそこを感じるステージだった。ここでは10月30日のさいたまスーパーアリーナの模様をお届けする。
会場の長辺いっぱいに長く伸びたステージは、本人たちが「みんなをより近くに感じたい」と望み、360度を客席に囲まれた全方位仕様。その中央に位置する大きな円形ステージ上方には、同じサイズのライトリングがあり、他はすべて白い布で覆われていた。重低音とともにその全体が神秘的に染まり、深海か宇宙空間かというような呼吸音が。
すると、ライトリングが上昇。「Plasma」の衝撃音で白い布がとりはらわれると、まさに今、地上に降り立とうとする3人がゴンドラに乗って輝いていた。いきなりの生身。そして、純白の衣装。何も飾らない、何も怖くない、何色に染められてもいい。そんな潔さを象徴するようなオープニングだ。
一瞬のブラックアウトを挟んで「Flow」からパフォーマンスがスタート。これまで何度も全方位を経験してきている3人の姿は、後ろからでも横からでも美しい。