くらし情報『“タランティーノ映画”はここから始まった 『レザボア・ドッグス デジタルリマスター版』冒頭シーン3分を公開』

2023年12月14日 12:00

“タランティーノ映画”はここから始まった 『レザボア・ドッグス デジタルリマスター版』冒頭シーン3分を公開

『レザボア・ドッグス デジタルリマスター版』Mr.ブラウン (C)1991 Dog Eat Dog Productions, Inc. All Rights Reserved.

(C)1991 Dog Eat Dog Productions, Inc. All Rights Reserved.



クエンティン・タランティーノ監督のデビュー作『レザボア・ドッグス デジタルリマスター版』より、冒頭シーンが公開された。

公開されたのは映画冒頭3分間のシーン。LAにあるダイナーの円卓に集った6人の犯罪プロフェッショナル。各々Mr.ホワイト、Mr.オレンジなどと本名ではなく色の名前で呼び合っており、銀行強盗計画でも始めるような只ならぬ雰囲気だ。しかし展開されるのはマドンナの名曲「Like a Virgin」に関する各々の解釈論だった。

「歌全部が巨根の暗示だ」と言い張るMr.ブラウンに対して「いや、違う。傷つきやすい女の歌だ」と反論するMr.ブロンド。物語の本筋とは全く関係が無い約7分間の会話シーンは、公開当時、大胆かつ斬新な演出だとして観客を驚愕させた。
そのほか、突如始まる凄まじいアクション&バイオレンスシーンなど、タランティーノのトレードマークとも言えるオリジナリティはこの時すでに完成されている。因みに、マドンナは「あの歌は巨根の話ではなく、純粋な愛の歌よ」というメッセージを書いたアルバムをタランティーノに贈ったと言われる。

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