2024年4月19日 19:00
MYTH & ROID春ツアー"VERDE"初日レポート「この顔を見るためなら、何だってしたい」
と切り上げた。
「セトリはかなりストイックなことになってます。懐かしい楽曲を歌おうと思います」と告げて ステージを再開。青いスポットライトを浴びたKIHOWはゆったり歌いながらアクセントを付けて、じっくりと染み入らせていった。
さらにアニメ『メイドインアビス 烈日の黄金郷』のEDテーマだった「Endless Embrace」とバラードを続ける。哀感を携えながら、悠久を思わす広がりのあるボーカル。夢の中をさまよう感覚にさせるのは、ライブで“非日常”を掲げるMYTH & ROIDの真骨頂でもあった。
ここで再びMC。Tom-H@ckが『VERDE』に込めた想いを語っていく。
「この15~20年、歴史の教科書に載るくらい、いろいろなことがあったと思うんです。僕たちも皆さんも、その20年を生き抜いてここにいます。僕は東北出身で、戻らない辛いこともたくさんあって。でも、人間、悲しみだけで人生を終えるために生まれてきてない。次のドアを開けなきゃいけないときが、誰にでもいつか来る。そのドアの開け方やドアが見えた希望を、MYTH & ROIDの世界観で描きたかったんです」
「『VERDE』は後編。