2022年9月5日 12:00
横浜流星は“冷静沈着にして戦う人” 映画『アキラとあきら』撮影現場レポート③
ふたりは共に期待株として、お互いを意識しながら研鑽し合うことになる。
叩き上げで、父の町工場の倒産から辛い幼少時代を送り、人を救うバンカーになるという理想を抱く有能な山崎瑛に扮するのは、竹内涼真。そして相対するエリートで、老舗の大手海運会社・東海郵船の御曹司にして、冷静沈着で頭脳明晰な階堂彬を演じるのが、横浜流星。
最終日に撮影されたのはその東海郵船の社長室のシーンで、東京・千代田区にある会社ビルの一室を借りてロケを実施。横浜のシーンと合わせて、King & Prince・髙橋海人扮する階堂家の次男・階堂龍馬のシーンの撮影も行われ、まず髙橋がすべての出番を終えてオールアップ。そして再び横浜の出番となり、本編撮影自体の締めともなるシーンの撮影に入った。
監督に思わず「上手い」と言わしめた演技
『アキラとあきら』
先ほど横浜演じる階堂は冷静沈着な人物だと紹介したが、ここでの彼は打って変わった姿を見せる。窮地に陥って追い詰められる中、机上の書類や本、小物を感情と衝動のままに手で払ってぶちまける。
髪も息も乱れ、まさに苦悩と葛藤を感じさせる場面となっている。
シーンは5カットに分けられ、1カット目はまず階堂が机を拳で叩くところまで。