2023年12月1日 08:00
「青春ブタ野郎」シリーズ高校生編完結 石川界人、瀬戸麻沙美、久保ユリカに聞く舞台裏「テストのときから涙があふれていました」
そのときのことは鮮明に覚えていましたし、自分の現状と照らし合わせても、今話したらこうなるだろうな、というところも鑑みながらやっていました。
――瀬戸さんと久保さんはそういった咲太を客観的にみていかがでしたか。
瀬戸今作のランドセルガールにおいては、今まで手を差し伸べてくれていた咲太を麻衣が助けられるというか。
劇場の「ゆめみる少女の夢を見ない」のときも自分が一番そばにいたいときにいられなかった、ということが多分、麻衣の心にずっと残っていると思うんです。咲太の力にどうやったらなれるか、なれるなら全力を出したいと思ってるし、力になれたときにどんなふうにそばにいてあげたらいいのか……。麻衣もそれを表情に出さないですし、モノローグでもそういった内容ではなかったので、あくまで自分だったらどう言うかな、から、麻衣さんだったらどう言うのかな、ということで、自分のことに無頓着になってしまう咲太にどう寄り添ったらベストなのかな、ということを考えていましたね。
久保「かえで」にしても、「花楓」にしても咲太自身がそんなに感情を見せないんですよね。基本はやっぱり飄々としていて。
それは「おでかけシスター」