2024年2月1日 12:00
タイ作品&俳優の人気が急上昇中。現地で体験するエンタメの動き
近年、タイ発の映画やドラマ、音楽が注目を集める機会が増えている。日本でもタイ作品のファンが増え、俳優の来日も続いている。そこで、20年以上タイに住み、2010年から自社にてイベントの企画運営などを行う池内有里さんに、仕事をはじめ、現地での生活を通じて体感するタイのエンタメの動きについて聞いた。
株式会社 トラリ・エンタープライズ 代表取締役社長
池内有里さん
大学の第二外国語の授業でタイ語を選択し、タイ人の先生から異文化を知る面白さを教わったのがきっかけで、卒業後の1998年に、1年間語学留学のためにタイに来ました。
当時は「バックパッカーが訪ねる国」のようなイメージが強い時代で、周りからは「なぜタイへ?」と言われましたが、この土地が気に入り、その後も現地の日系企業で働くことに。同時に、映画の字幕翻訳などをやってみたいという思いを持ち始め、2010年にイベント事業やメディアサポートなどを行う現在の会社を設立。
エンタメの仕事にも携わるようになりました。
当初の主な仕事は、日本の映画をタイに輸入する際の翻訳や、TV番組のロケのサポートなど。10年ほど前にタイのドラマを日本に輸出しようと試みたこともありましたが、そのときは全く相手にされなかったですね…。