2024年1月19日 18:00
『本阿弥光悦の大宇宙』東京国立博物館で開幕 最新の研究から“総合芸術家”の全貌に迫る
重要文化財 筆 本阿弥光悦 下絵 俵屋宗達《鶴下絵三十六歌仙和歌巻》(部分)江戸時代・17世紀京都国立博物館蔵
光悦は本作に平安時代までの三十六歌仙の和歌を散らし書きしている。鶴の動きや密度に合わせ、字形や字配りを変化させている点は見どころだ。
重要文化財 筆 本阿弥光悦 下絵 俵屋宗達《鶴下絵三十六歌仙和歌巻》(部分)江戸時代・17世紀京都国立博物館蔵
三点ともに本阿弥光悦筆《蓮下絵百人一首和歌巻断簡》左 京都・樂美術館蔵 右 サントリー美術館蔵(展示期間:1月16日~2月4日)
そして、第4章「光悦茶碗」では表情豊かな光悦の作った茶碗が並ぶ。暗い展示室のなかに浮かび上がる数々の茶碗は神秘的にも映る。ぜひ、会場でその姿を確かめてみよう。
「第四章 光悦茶碗-土の刀剣」展示会場風景
マルチな才能を発揮した本阿弥光悦。その類まれなる才能の片鱗を、しっかりと堪能したい。
取材・文:浦島茂世
<開催概要>
特別展『本阿弥光悦の大宇宙』
2024年1月16日(火)~3月10日(日)、東京国立博物館 平成館で開催。
※会期中一部展示替えあり
チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2347223
公式サイト:
https://koetsu2024.jp/
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