くらし情報『“問い”を深める映画づくり。山田孝之プロデューサーが語る『デイアンドナイト』』

2019年1月26日 12:00

“問い”を深める映画づくり。山田孝之プロデューサーが語る『デイアンドナイト』

山田孝之プロデューサー


俳優としても活動する山田孝之が共同脚本とプロデューサーを務めた映画『デイアンドナイト』が本日から公開になる。本作は人間の持つ複雑さや単純化できない人間関係を真摯に描く作品だが、山田プロデューサーは企画の段階から作品が完成するまで簡単に答えを出したり、安易な結論を描くのではなく“問いを深める”ことに力を注いだようだ。
山田氏が、本作の企画者で主演も務めた阿部進之介と藤井道人監督に合流したのは2013年のこと。「プロデューサーとして映画を作ってみたい気持ちは10年ぐらい前からありました。その一番の理由は映画づくりの“仕組み”を知りたかったからで“こういう題材がやりたい”というものはなかったんですけど、ふたりの企画に出会って“これを絶対にやるぞ”と決めたのは、善と悪、昼と夜、つまり人間の二面性を描く映画をつくろうとしていると聞いて、僕が常に考えていることと一致していると思ったからです。僕も常に人間は一方向から見てもわからないと思っていて、コメディ作品であってもウシジマくん(『闇金ウシジマくん』)を演じていても、物事を一方的に見ることは自分を狭めてしまうし残酷なことだということを表現したいと思ってやってきました」

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