2022年9月21日 12:00
様々な輸送のかたちを浮世絵で展観『はこぶ浮世絵』10月1日より開催
江戸のリアルな暮らしを見た後に登場するのは、明治時代の浮世絵だ。
明治5(1972)年10月、新橋と横浜を結ぶ鉄道が正式に開業。今年2022年は、鉄道開業150年の年にあたる。
当時の日本人にとって未知の乗り物だった鉄道は人気の高い画題で、浮世絵師たちは実際に鉄道が開通する前から、ときには想像も交えて、盛んにその姿を描いたのだとか。ほかにも馬車や人力車、蒸気船、さらには気球まで、新しい輸送のかたちをとらえた浮世絵が登場する。
江戸から明治へ、様々な輸送の仕組みを通して、人々の生活や風俗、そしてその変化に接することができるのもまた、同展の魅力だろう。
歌川広重《東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景》
歌川広重《東海道五拾三次之内川崎六郷渡船》
歌川芳虎《亜墨利加国》
小林清親《高輪牛町朧月景》
【開催概要】
『はこぶ浮世絵―クルマ・船・鉄道』
会期:2022年10月1日(土)~10月26日(水)
会場:太田記念美術館
時間:10:30~17:30(入場は17:00まで)
休館:月曜(10月10日は開館)、10月11日(火)
料金:一般800円、大高600円
公式サイト: http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/
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