くらし情報『40年以上の歴史に幕!「こまばアゴラ劇場サヨナラ公演」』

2024年3月30日 12:00

40年以上の歴史に幕!「こまばアゴラ劇場サヨナラ公演」

アゴラ劇場での上演は2019年以来5年ぶり。

40年以上の歴史に幕!「こまばアゴラ劇場サヨナラ公演」

『銀河鉄道の夜』
そして最後の公演となる『阿房列車』『思い出せない夢のいくつか』は、2作品を同じセットで連続上演するもの。『阿房列車』は内田百閒の原作をもとに1991年に平田が「元祖演劇乃素いき座」へ書き下ろしたのが最初。2023年の常磐線舞台芸術祭で青年団のために書き直し、平田自身が演出を務めた。『思い出せない夢のいくつか』は『阿房列車』のセルフカバーであり、『銀河鉄道の夜』がモチーフとなっている。


40年以上の歴史に幕!「こまばアゴラ劇場サヨナラ公演」

『阿房列車』(2023)撮影:冨田了平
40年以上の歴史に幕!「こまばアゴラ劇場サヨナラ公演」

『思い出せない夢のいくつか』(2023)撮影:冨田了平
3公演で上演される4作品に共通するのは、生と死がそこにあるということだ。直接的にではなく、気配としてそこに横たわっている。こまばアゴラ劇場が最期を迎えるそのときに、いつものように淡々と過ごしながら、終わりを迎えようとする人々の物語が上演される。あの空間で繰り返し上演された青年団作品の思い出を胸に、最期の上演を見届けたい。

あの細い階段を登った先に、果てしない世界が広がっていた

こまばアゴラ劇場では、いまも胸に残るいくつもの名作を観た。

「日本ではまだそうはなっていないが、欧米では劇場に観客がついている」

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