2021年6月21日 07:00
映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』で再共演。岡田准一、堤真一インタビュー
『ダディ』と『SP』で違いましたし、『SP』でもドラマと映画でもまた違いました。
――堤さんが演じた宇津帆という役柄について、どのように感じましたか?
岡田:『ザ・ファブル』はまず敵役と主軸のストーリーがまず何より大事だと思います。僕の役は、アクションとちょっとズレている面白さを担う役なので。その敵役を堤さんがやってくださって嬉しかったです。脚本でもしっかりと宇津帆とヒナコ(※物語のカギを握る少女で平手友梨奈が演じた)のことが描かれていて、すごく楽しみにしていました。役者としてやりがいのある、面白味のある役で、これを堤さんがどう演じるのかな? と楽しみでした。
――宇津帆は表ではNPO団体の代表を務めて称賛を浴びつつ、裏の顔を持つ男ですね。
堤:原作の漫画の絵を見たら、気持ち悪い雰囲気がしたんですよね。
でも宇津帆が慈善事業をやっている時に、どこか気持ち悪さを匂わすというより、心底慈善事業をやりたくてやってる人に見えないとダメだと思っていました。「裏は実はこうなんですよ」という気配を一切なくすこと、伏線を引くような芝居を絶対にしちゃいけないと思っていました。
漫画は「このひと、なんか気持ち悪いな」