くらし情報『岡田美術館 開館10周年記念展 第1部は伊藤若冲と田中一村に焦点をあて紹介『若冲と一村』12月25日より開催』

2022年12月8日 12:00

岡田美術館 開館10周年記念展 第1部は伊藤若冲と田中一村に焦点をあて紹介『若冲と一村』12月25日より開催

また、墨絵の名手だったふたりが、墨色や筆遣いの変化を活かして描いた作品は、墨絵の魅力を存分に伝えてくれる。

画風には共通点があるが、ふたりの生きた時代の世相はまったく異なっていた。安定した社会で文化が成熟した江戸時代半ばに、家業を隠居して制作に集中できた若冲。一方、ふたつの大戦を経験した激動の時代に転居を重ね、工場で働いて制作費を稼いだ一村。同展では、同時代の画家の作品も展観し、時代性にも光をあてる。円山応挙、池大雅、与謝蕪村、川合玉堂、速水御舟、東山魁夷などの優品も見応えがある。

広大な展示空間をもつ同館では、同時期に「生誕360年記念 尾形乾山」の特集展示があるほか、常設展示も充実している。ぜひ、時間に余裕をもってご来館を。


岡田美術館 開館10周年記念展 第1部は伊藤若冲と田中一村に焦点をあて紹介『若冲と一村』12月25日より開催

伊藤若冲《笠に鶏図》(部分)江戸時代中期 18世紀後半重要文化財岡田美術館蔵
岡田美術館 開館10周年記念展 第1部は伊藤若冲と田中一村に焦点をあて紹介『若冲と一村』12月25日より開催
伊藤若冲《三十六歌仙図屏風》江戸時代 寛政8年(1796) 重要文化財岡田美術館蔵
岡田美術館 開館10周年記念展 第1部は伊藤若冲と田中一村に焦点をあて紹介『若冲と一村』12月25日より開催

円山応挙《群犬図》(部分)江戸時代 安永2年(1773) 重要文化財岡田美術館蔵
岡田美術館 開館10周年記念展 第1部は伊藤若冲と田中一村に焦点をあて紹介『若冲と一村』12月25日より開催

速水御舟《竹生》(部分)昭和3年(1928) 重要文化財岡田美術館蔵
岡田美術館 開館10周年記念展 第1部は伊藤若冲と田中一村に焦点をあて紹介『若冲と一村』12月25日より開催

尾形乾山《色絵竜田川文透彫反鉢》江戸時代中期 18世紀 重要文化財岡田美術館蔵
<開催概要>
開館10周年記念展 第1部『若冲と一村 ―時を越えてつながる―』

会期:2022年12月25日(日)

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.