HYDEによる「黒執事」シエルのコスプレも DAIGO、手越祐也らが駆けつけた“黑ミサ”ハロウィン公演レポート
コロナ禍で面倒な想いをして、ここまでよくぞたどり着いていただきました。ありがとう」1曲を歌い終えたHYDEはそう観客をねぎらいつつ、「どうして僕が悪魔と契約したのかって?それは待ちに待ったこの夜に罪深いオマエたち全員、始末するためだ。全員死刑!」とハロウィンらしくアジテーション。ヘヴィかつアグレッシヴな「AFTER LIGHT」へとなだれ込んでゆく。
どうやら『黑ミサ HALLOWEEN』2日目のトータルコンセプトが『黒執事』らしく、オーケストラのメンバーもそれぞれ執事やメイドの仮装で演奏。ともあれ、この『黑ミサ HALLOWEEN』の肝となるのはなんと言っても総勢22名のオーケストラによって奏でられるHYDEの名曲たちだろう。
普段は見えなくても一人ひとりが輝いています
コロナ禍によって音楽業界も多大なる打撃を受けるなか、HYDEは諦めることなく表現のあり方を模索し、ソロ活動20周年に自身の音楽をオーディエンスに届ける最適な手段としてオーケストラを選んだ。これまでほとんどステージで再現されることのなかった1stソロアルバム『ROENTGEN』を携えたツアー『20th Orchestra Tour HYDE ROENTGEN 2021』で全国を廻り、京都・平安神宮にて開催された『20th Orchestra Concert 2021 HYDE HEIANJINGU』ではオーケストラと雅楽の共演を成し遂げるなど、その試みは驚きと感動に溢れており、そのたびに新しい可能性の扉を開いてきたHYDE。