2024年2月22日 17:00
清原惟監督『すべての夜を思いだす』を著名人15名が絶賛! 初日舞台挨拶&トークイベント開催も決定
それぞれの目的を持つ3人の女性が、古くて新しい多摩ニュータウンのそこここにあらわれる。
まるでニュータウンの精霊のように――。
■山下澄人(小説家) コメント
画面に木や草がはみ出してくる。それはかつて人間に消されたもの。削られた山に建てられた団地でそれらだけが濃く、人間は薄い。このまま映画から人間が消えていくんじゃないかと思った。かつてこうして人間がいたんだよ、というとき見るのはこの映画のような風景かもしれない。
■山本浩貴(小説家/デザイナー/いぬのせなか座主宰) コメント
人々はお互いを知らぬまますれ違い、見つめあい、想像しあう。
そこには土地の歴史も死者も、観客であるこの私も巻き込まれる。私はこの映画の特に後半をかつてない動揺とともに見た。ここにすべてがあると感じた。
■米田知子(写真家) コメント
引き込まれる空気感、美しく完璧に切り取られた絵、端々まで命が宿っている。
スクリーンに流れていく時間、何処かで見たかも知れない風景やシチュエーション。
ふと立ち止まり、日常――"生きる"ということ、我々の物語に共鳴する。
■渡辺花(ビジュアルアーティスト/tamanaramen)