2022年7月4日 10:40
BUMP OF CHICKENが2年8カ月ぶりに有観客ライブ開催、結成25周年を3万人と祝福
ライブができない時期を経て、こうやってライブができる状況は戻ってきたが、BUMPのライブでも欠かせないコミュニケーションのひとつである大きな声を出してのコール&レスポンスはまだできない状況だ。オーディエンスの悶々とした気持ちを藤原の言葉がすっと安心感に変える。
「なないろ」「宇宙飛行士への手紙」「arrows」「Small world」「銀河鉄道」──。時期もサウンドアプローチもバラバラの楽曲を演奏し、26年間で培った頼もしい振れ幅を見せつけていく。ファーストアルバム『FLAME VEIN』に収録されている最初期の楽曲「リトルブレイバー」も演奏された。シングル曲、アルバム曲、カップリング曲関係なく、様々な時期の様々なアプローチの楽曲で構成されたセットリストからは、「この大切な日に届けたい曲は何か?」という非常にピュアな思いを感じた。
楽曲はいつか君たちの耳に届くんだっていう未来を、君たちが25年かけて僕に教えてくれました
アンコールではまず、最新曲「クロノスタシス」を披露。シンセとギターを軸にした隙間の多いやわらかいタッチのエレクトリックサウンドで、またひとつBUMPサウンドが更新された楽曲だ。