2021年9月15日 07:00
高畑充希&大久保佳代子、初共演の『浜の朝日の嘘つきどもと』で見せた絶妙な距離感
って言っちゃうとアレですけど(笑)。
高畑ははは!マイナスみたいですよね(笑)。
大久保ふふ(笑)。この世界に入るときも、どちらかというと「光浦さんに誘われたから」みたいな感じだったので、やっぱり私の人生の中で一番大きな出会いだったと思います。
──作中に出てくる朝日座は、今も地元の方たちに大切にされているとのこと。おふたりは、映画館の原風景として思い浮かべるものはありますか?
大久保私は渥美半島(愛知県)のちっちゃい街で生まれ育っているので、近くに映画館がなかったんです。だから、映画を観るとなったら必ず親がひとりついて、友達4、5人で隣の豊橋市にある映画館まで観に行ってたんですね。映画を観た後に甘味処であんみつを食べて……私たちにとって、映画を観に行くことって本当に“一大イベント”だったんです。
だから、いまだにちょっと映画館って特別な感じがするんですよね。
──どんな作品を観ていたのでしょうか?
大久保『生徒諸君!』や『ビー・バップ・ハイスクール』を観ていましたね。強烈に覚えているのが、伊丹十三監督の『お葬式』。これはね、とんでもない濡れ場があって(笑)。
高畑気まずいですね(笑)。