2022年7月21日 18:10
超リアルなミニチュアで話題沸騰のMozu 初の個展『Mozu アートワーク -ちいさなひみつのせかい-』が東京で開催
「なんでも巨大になったらアート作品のようになるのでは」という発想をもとに、極小の美術館を作ることで、相対的になんでも小さくなる「美術館」(2019年)はその最たるものだろう。
「ゴミ捨て場」(2015年)
「教室」(2016年)
「美術館」(2019年)
もしも自分の部屋に“こびと”が住んでいたら…?
もしも、自分の部屋に“こびと”が住んでいたら。そんな空想を具現化したのが、Mozuの代表作ともいえる「こびとシリーズ」だ。シリーズ第1号となった「こびとの階段」をはじめ、駅、床の間、非常階段、押し入れ、ベランダ、用水路など、本当にここにこびとたちが暮らしているような生活感あふれる仕上がりに目を奪われるはず。
「こびとの押し入れ」(2020年)
「こびとの駅」(2020年)
特に思い入れが強いという「こびとの秘密基地」(2019年)は、コンセントカバーを開くと、狭い空間に作業机やテレビ、エアコンなどが詰め込まれ、無線LANのルーターもチカチカと点滅。電子レンジの中にはラップした料理まで入っている凝りようで、完成するまでに費やされた時間は約4カ月。「ルーターが点滅しているところを再現したい」