くらし情報『小川絵梨子芸術監督が力を込めて語った、新国立劇場2024/2025シーズン演劇ラインアップ』

2024年3月8日 14:00

小川絵梨子芸術監督が力を込めて語った、新国立劇場2024/2025シーズン演劇ラインアップ

「とても不思議な作品で、家族の日常の会話が描かれてはいるけれど、家族であろうと共有し得ない、もしくは打ち明けられない、という人たちが抱えている、そこはかとない不安、果てしないある種の恐怖みたいなものが、会話の中からこぼれ出していくよう」と小川。近年映画化され、高い評価を得ている。
3つ目の『消えていくなら朝』は、蓬莱竜太が2018年に新国立劇場のために書き下ろした作品。蓬莱自身の演出、またフルオーディション企画の第7弾として上演する。「いままさに、稽古場で第2次オーディションが行われており、たくさんの役者さん方のご協力を得ながら進めている。当時でも十分に切実だった宗教2世の問題に切り込んでいる作品。2020年代となった今、さらに鮮明な、そして身近な物語として我々に響いていくのではないかと考えます」(小川)。

■こつこつプロジェクト─ディベロップメント─
ギャラリープロジェクト
「作り手が通常の1カ月の稽古ではできないことを試し、作り、壊して、また作る場にしたい」という小川の思いから始まった「こつこつプロジェクト」第3期がスタートする。
演出家は第2期から参加の柳沼昭徳に加え、栗原崇、鈴木アツトが新たに参加する。

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