くらし情報『糸井重里が見るイチローとは? 「日本人として究極のカリスマ」』

2020年2月27日 00:00

糸井重里が見るイチローとは? 「日本人として究極のカリスマ」

イチロー氏とはそんな関係を持つ糸井さんだが、インタビューの冒頭、「糸井さんは、イチローさんを楽しみましたか?」という質問を投げかけると、ニコニコしながら「いい質問だね~!!」と返答。

「イチローさんって、野球の技術に対してむやみにお金を払われてしまった人だと思うんです。最盛期には年俸が20億円近くまで上がった。これって、どれくらいの金額か、誰にも実感できないですよね。つまり、既存の社会評価の外側に飛び出てしまったわけです」

そうイチロー氏を分析する糸井さん。イチロー氏は、一般的なプロ野球選手とは次元の違う価値観の中に置かれた人であるという定義だ。スポーツの中でも、日本のプロ野球には“日本のプロ野球ならでは”の独特の価値も面白さもある。それも超えて、アスリートとして海を越えて、ここまでスターになったイチロー氏を、ひとつのコンテンツとして捉えるというのは、糸井さんらしい。


また、「カリスマには自分のイメージを裏切って欲しくない。それが庶民の願いです」とも。「イチローさんの場合、日本人として究極のカリスマになっちゃったので、本人が『困ったな』と思ったり、『失敗した』と思ったことでさえ、メディアは肯定しながら伝えてくれるようになっちゃう。

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