2021年7月31日 12:00
「サイトウ・キネン・オーケストラ」の指揮に鈴木雅明&デュトワが初登場
シャルル・デュトワ(c) Kiyotane Hayashi
もう1人は、シャルル・デュトワである。これはもう、改めて説明する要もない人気の世界的巨匠だ。ラヴェルの『マ・メール・ロワ』、ドビュッシーの『海』と『牧神の午後への前奏曲』、ストラヴィンスキーの『火の鳥』など、デュトワが得意とするプログラムで2回の演奏会を指揮する。待望の登場、と言っていいだろう(9月3日、5日:キッセイ文化ホール《長野県松本文化会館》)。
サイトウ・キネン・オーケストラは、本来は小澤征爾のもと、桐朋音大の齋藤秀雄の門下生たる名手たちが集まって創立した、並みはずれた技量を誇る楽団である。近年は海外から参加する奏者も多くなっていたが、今年は楽員構成にも例年と異なる動きも出るだろう。鈴木雅明とシャルル・デュトワが、この「スーパー・オーケストラ」をどのように制御し、どんな名演を引き出すかに注目したい。(文:東条碩夫)
公演詳細: https://www.ozawa-festival.com
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