くらし情報『パーヴォ・ヤルヴィ&N響 ベートーヴェン:オペラ『フィデリオ』 ベートーヴェン唯一のオペラに込められたメッセージとは』

2019年8月23日 12:00

パーヴォ・ヤルヴィ&N響 ベートーヴェン:オペラ『フィデリオ』 ベートーヴェン唯一のオペラに込められたメッセージとは

パーヴォ・ヤルヴィ&N響 ベートーヴェン:オペラ『フィデリオ』 ベートーヴェン唯一のオペラに込められたメッセージとは


来年2020年のクラシック界の主役は、生誕250年を迎える“楽聖”ベートーヴェンで決まりだろう。この久々にやって来る大きなメモリアルイヤーに向けて、国内外でさまざまなイベントが企画される中、速くもエンジン全開の勢いでベートーヴェンに取り組むのが「パーヴォ・ヤルヴィ&N響ベートーヴェン:オペラ『フィデリオ』」公演だ。

モーツァルトと並んで、ほぼすべてのジャンルに於いて名作を生み出してきたベートーヴェンが、苦悩に苦悩を重ねて完成させた唯一のオペラ『フィデリオ』とはどのような作品なのだろう。ちなみに、ベートーヴェンの悩みの大きさは、初演から9年にわたって改訂を繰り返したほか、作品の肝となる序曲を4曲も書いてしまったことからも伺える。今回は、通常の「フィデリオ序曲」のほかに、名高い「レオノーレ第3番」も演奏されるというのだから興味深い。「コンサート形式ならではの工夫によって、より深く音楽に親しんでほしい」と語るヤルヴィだけに、気合の入り方は半端ではない。

そして特筆すべきは出演者たちの顔ぶれだ。これまた「現在望みうる最高のキャスト!」とヤルヴィが豪語する布陣で臨む『フィデリオ』に興味津々。

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