2024年4月6日 12:00
アンセル・エルゴート&渡辺謙、『TOKYO VICE Season2』は「演じている僕らが脚本を読んで驚いた」
その結果、どのキャラクターにも“表と裏”があり、単なる正義感や上昇志向だけでは動けない瞬間や、仕事と私生活の間で葛藤する場面が描かれる。
「キャラクターの造形がとにかく深い」という渡辺は「だから脚本を読んでいても、演じていても面白いんですよ」と笑顔を見せ、エルゴートは「ジェイクは(彼が追うヤクザの愛人でもある)美咲(伊藤歩)を愛しています。でも彼女はジェイクにとって取材源、“ネタ元”でもあるんです。だからすごく複雑な状況にあるし、葛藤もある。このシリーズを最初に監督したマイケル・マンの作品はいつも仕事に生きる男の人が主人公で、彼らはいつもプライベートとの間に葛藤がある。仕事をとるのか?プライベートをとるのか?ですから、ジェイクの葛藤を表現することができれば、ジェイクの演技はやりやすいんです」と説明する。
裏社会を追うジェイク、片桐も、裏社会を生きるヤクザも、その周辺にいる者たちもみな、表の顔とプライベートな顔の間に葛藤があり、常に戦っている。新シーズンは全キャラクターの葛藤がさらに複雑なものになり、物語の展開がさらに読めないものになっていく。
「この先は……ちょっとまだ言えないですね」