2023年10月6日 11:30
『フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築』10月21日より開催 日本初公開となる自筆の建築ドローイングや図面も出品
帝国ホテルは、ライトにとって「結節点」に位置づけられる建物なのだ。
同展は、コロンビア大学エイヴリー建築美術図書館の全面的な協力を得て実現された。ニューヨーク近代美術館とともに、2012年にフランク・ロイド・ライト財団から5万点を超える資料の移管を受けた同図書館から、日本初公開となるライト自筆の建築ドローイングや図面の数々が出品されるほか、最新の調査研究成果も紹介される。多様な文化と交流し、常に先駆的な活動を展開したライトのグローバルな視点は、21世紀の今日的な課題とも共鳴するという。来るべき未来への提言として、作品群を見ることもできるだろう。
なお、ライトの帝国ホテルは改築のために取り壊しとなったが、その一部である中央玄関部分が豊田市美術館の所在する愛知県の博物館明治村に移築保存されており、今もその華やかな空間を体感することができる。
<開催情報>
『帝国ホテル二代目本館100周年フランク・ロイド・ライト世界を結ぶ建築』
会期:2023年10月21日(土)~12月24日(日)※会期中展示替えあり
会場:豊田市美術館
時間:10:00~17:30(入場は17:00まで)
休館日:月曜
料金:一般1,400円、大高1,000円
※2024年1月11日(木)