2021年7月19日 20:30
Zeppで魅せたロックな「さくらしめじ」 「ライブを作っているのは僕らとファンの“心”と“気持ち”」
それから、「ロックの定義ってどう?」と彪我に問いかける。彪我「……髪が金髪なこと?」と言って笑わせたが、雅功はすぐに真剣な表情で「ロックってなんだ、って思うじゃん。ロッ菌をするにあたって。さくらしめじがロック?って思ってる方もいらっしゃると思いますけど。ロックは心のあり方だと思うんですよ。これだけ激しい曲をやっていますけど、僕らは中学1年生のころから変わらずフォークデュオでやってきてる。ってことは、僕らがフォークだって言ったらこれはフォークになる。逆も然りで、僕らが、みんながロックだ、って思えばその曲は、ライブは、全部ロックになるんですよ。
だからこのライブを作っているのは僕らの音じゃなくて、みなさんと僕たちの気持ちなんです」と言い切り、会場からは拍手が沸き起こる。
ひとりじゃない、居場所はある
ただ、ロックナンバーが続くわけではない。「次は全然ロックじゃない曲を」とフォークギターを手にひらめとコラボした『ストーリーズ』、『別れた後に僕が思うこと』とラブソングをしっとりと歌い上げて、その楽曲の幅を見せつけた。
「早いんだけど、ここからは終わりに向かっていっちゃう」と雅功が名残惜し気に漏らす。