2022年7月20日 18:00
撮影では恐怖体験も。堀田真由、「初心に戻れた」フェイクドキュメンタリーホラーへの挑戦
今回はフェイクドキュメンタリーという手法だったので、そこはとても重要で。
実は私の最近の悩みが、どこかで“演じている感”が出てきているんじゃないかな?ということだったんです。もちろんその都度セリフの本当の意味は考えて演じているつもりですが、経験を積むごとに慣れみたいなのがあって、良くも悪くも“できてしまう”というか。
でも今回は監督から「生っぽさを大事にしてほしい」と言われました。
「今のはセリフっぽかった。セリフの語尾を(言いやすいように)変えてもいいよ」と言われたり、一番分かりやすかったのは「バラエティのロケに行っているような感覚でやってみて」と言われたことです。“それなら分かるかも!”とすごく腑に落ちましたね。
このところナチュラルな生っぽさを求められることが少なかったので、それも含めて初心に戻れた気がしました。
――お芝居への意識も少し変わったりしましたか?
堀田そうですね。どこかで「セリフを言わなきゃ」みたいな感覚があったんですが、今回の作品は意味さえ通じればセリフも変えていいと言ってもらえたので、やりやすかったです。
もちろん作品によってはその世界観を絶対に壊してはいけないものもありますが、今回はドキュメンタリー風ということで、ある意味で“芝居力”が試されるなと思いました。