くらし情報『仙厓展の決定版! 「楽しくて、かわいい」禅画93件を公開『仙厓のすべて』9月3日より開催』

2022年8月26日 12:00

仙厓展の決定版! 「楽しくて、かわいい」禅画93件を公開『仙厓のすべて』9月3日より開催

仙厓《指月布袋画賛》江戸時代出光美術館蔵


江戸時代、九州・博多で活躍した禅僧・仙厓(1750~1837)は、臨済宗古月派を代表する名僧。日本最古の禅寺である聖福寺の第123世(および125世)の住持として務めた後は、60歳代で虚白院へ隠棲し、以後、現代人が見ても「楽しくて、かわいい」禅画を数多く遺した。

9月3日(土)より出光美術館では、日本最大の質量を誇る同館の仙厓のコレクションで、仙厓の生涯や未だ解けていない謎に迫る『仙厓のすべて』が開催される。

仙厓展は同館で過去に何度も行われ、そのたびに根強い人気を誇ってきたが、今回はその集大成ともいうべき決定版。「厓画無法(がいがむほう・仙厓の画には、描く上での決まった法がない)」と宣言して、自由奔放に禅画を描いた素敵な禅僧という側面だけでなく、九州の名所旧跡や名だたる山を訪れたり、珍しい石や骨董を収集したり、博物学的な探求への関心を示すなど、近年明らかになっていきた、仙厓の文化人としての側面も合わせて紹介する。

子供と戯れる布袋の姿を描いた《指月布袋画賛》や、三つの図形をシンプルに描いた《○△□》など代表作93件を紹介する同展では、唯一現存する自画像《自画像画賛》にも注目したい。

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