くらし情報『画家・藤田嗣治の2つの時代を通し、表現者の倫理とは何かを問いかける 劇団印象-indian elephant-『藤田嗣治~白い暗闇~』開幕』

2021年10月27日 07:00

画家・藤田嗣治の2つの時代を通し、表現者の倫理とは何かを問いかける 劇団印象-indian elephant-『藤田嗣治~白い暗闇~』開幕

等の戦争画の創作をしていく太平洋戦争時代(1938年~45年)に焦点を当てた評伝劇を創作。戦争画とは戦争を題材として描かれた記録絵画で、軍の宣伝や戦意高揚に利用されたものだが、本作では戦争画を巡る大波に藤田がどう巻き込まれていったのか、新聞記者・住喜代志との関係の中で描いていく。

作・演出の鈴木は「エコール・ド・パリの寵児と言われ、1920年代に大成功した藤田嗣治。国際経験も豊富な彼が、なぜ日本型ファシズムに乗っかり戦争画を描くに至ったのか? 太平洋戦争時の藤田がどんな野心を持っていたのか? 書くことで体感しようと思い、この戯曲を書き始めた」とコメントしている。藤田嗣治の2つの時代を取り上げた作品で、なぜ彼が日本にこだわり、戦争画を描くのに至ったのかを描き、表現者の倫理とは何かを問いかける。

文:伊藤由紀子

劇団印象indianelephant『藤田嗣治~白い暗闇~』
2021年10月27日(水)~2021年11月2日(火)
会場:東京・小劇場B1

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