と共に、沙織里(石原さとみ)たちの取材を続けるという役どころだ。
小野は、「自分と同い年の新人記者という役どころでしたが、向上心はあるけれど、どんな一歩目を踏み出したらいいかもわからないという状況は、とても理解ができるものでした」と共感を覚えたという。また「一生懸命でピュアで真っさらで、まだ何色にも染まりきっていないがゆえの不安定さだったり、失礼さだったり、悪気がない何かを表現できたらいいなと思っていました」と、演じるにあたっての想いも明かした。
本作で初めて小野を起用した田監督は、漫画原作のドラマ『鈴木先生』(2011) に出演していたころから、小野に注目していたという。ドラマで小野は、恋愛経験豊富な中学生・河辺彩香役を演じていたが、「トリッキーな役どころだが、原作漫画よりも説得力があり、めちゃくちゃ上手かった!」とその演技に心つかまれ、いつか絶対一緒に作品をやりたい!という思いを抱いたそう。本作の演技については、台詞の言い方ひとつにしても、田からのニュアンスを瞬時にくみ取り反映していたといい、「チューニングの仕方が天才!」とその実力を絶賛している。
<作品情報>
『ミッシング』
2024年5月17日(金)