2023年5月10日 17:00
日々の憤りも感傷も味わい深く痛快に昇華された新作『PINEAPPLE』をリリース 斉藤和義インタビュー
そうですね。ライブはひとりでやるわけにいかないから、やっぱり演奏する人が変わると、それだけで感じも変わるし。それを自分がまず楽しみにしてるところはあります。
ダメだと思ってるところを乗り越えれば楽しいことが待ってるはずだ。そういう気持ちがある曲が多い
――今年は8月でデビュー30周年を迎えますね。今作を作る上で何か意識されたりはしましたか。
今作は特別考えないようにしようっていう感じで。
――ではデビュー30周年記念作は、また次回以降ということで。
そうなると思います。発表はまだなんですけど……。
――「Over the Season(Album ver.)」(M-7)とか、「マホガニー」(M-11)とか「泣いてたまるか」(M-12)は個人的にすごくグッときたんですけれども。こういう曲を聴いてると、デビューから30年の年月を経て、今の斉藤さんならでは立ち位置で歌われてるのかなと感じました。
30年かどうかわかんないけども…、この2年ぐらいの間に感じたことが日記的な感じで出てきた曲が多いんです。今まで作ってきたものも、後で聞くと、あの頃こんなこと思ってたなっていう記憶のアルバムのように感じることがあって。