くらし情報『『走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代』菊池寛実記念 智美術館で 戦後日本の陶芸を牽引した陶芸家集団の活動を検証』

2024年4月8日 11:30

『走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代』菊池寛実記念 智美術館で 戦後日本の陶芸を牽引した陶芸家集団の活動を検証

八木一夫《白い箱OPEN OPEN》1971年京都国立近代美術館蔵


2024年4月20日(土)より、港区虎ノ門の菊池寛実記念智美術館では、『走泥社再考前衛芸術が生まれた時代』を開催する。前衛陶芸家集団として、戦後日本の陶芸をけん引した走泥社(そうでいしゃ)の活動を検証する展覧会だ。
1948年、八木一夫、叶哲夫、山田光(ひかる)、松井美介(よしすけ)、鈴木治ら京都の陶芸家によって結成された走泥社は、以後、陶芸家以外にも多様な人材を受け入れながら、50年にわたって活動を続けた。彼らが目指したのは、いわゆる器ではなく、立体造形として芸術性を追求した陶芸作品。当時それらは「オブジェ焼」とも言われた。
『走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代』菊池寛実記念 智美術館で 戦後日本の陶芸を牽引した陶芸家集団の活動を検証

鈴木治 「ロンド」 1950 年 華道家元池坊総務所蔵
同展では走泥社の、とくに前衛性が際立つ最初の25年に注目し、前期(4月20日~6月23日)と、後期(7月5日~9月1日)の二部構成で紹介する。
まず前期で扱われるのは、全三章のうちの一章と二章。第一章では、器のかたちを立体造形として自立させようと模索し、パブロ・ピカソの陶芸作品やイサム・ノグチのテラコッタのテラコッタをはじめとした海外の美術表現に影響を受けた最初期の作品に焦点を当てる。また第二章では、「陶のオブジェ」

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