くらし情報『これまであまり目にする機会のなかった逸品も紹介『マルク・シャガール 版にしるした光の詩(うた)』7月1日より開催』

2023年6月26日 11:30

これまであまり目にする機会のなかった逸品も紹介『マルク・シャガール 版にしるした光の詩(うた)』7月1日より開催

同展の魅力は、色彩豊かなリトグラフ『ダフニスとクロエ』や『サーカス』など代表作はもちろん、エッチングにリトグラフを併用した『馬の日記』や、アクアティントを併用した『悪童たち』など、これまであまり目にする機会のなかった逸品も紹介されること。モノクロームのエッチングによる『ラ・フォンテーヌ寓話集』や、木版による荒々しく素朴な味わいの『ポエム』など、様々な版画技法による表現の違いが楽しめるのも興味深いところだ。
版画集はまた詩や物語とともにあるものだという認識から、物語の粗筋やその絵がどのような場面を描いたものなのか、わかりやすい解説がつくという。古代ギリシアの作家ロンゴス作とされる波瀾万丈の恋物語を描いた『ダフニスとクロエ』や、17世紀フランスの『ラ・フォンテーヌ寓話集』など、物語を知ると、シャガールの世界観がより味わい深いものになるに違いない。
刷りと保存状態のよい作品で知られる望月コレクションは、色彩に特別なこだわりのあったシャガールが表現したかった絶妙な色を当時のままに感じさせてくれるコレクションだという。その鮮やかな色彩も、ぜひこの機会に堪能したい。

<開催情報>
『マルク・シャガール版にしるした光の詩(うた)

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